2007年02月20日

乾癬はストレスが最大の敵

ストレスには内部ストレスと外部ストレスがあります。外部ストレスは主に環境が起因しますが、内部ストレスは精神的な緊張や不安など、外から心に受ける刺激が起因します。乾癬など病気の原因になるのは内部ストレスです。

人はストレスを受けると、刺激が脳にある視床下部に伝わります。視床下部は神経系と内分泌系の働きを統合していて、「ストレスに対抗せよ!」という命令を下垂体に伝え、下垂体がそれぞれの内分泌に指令を出してホルモンを分泌させます。

腎臓の上にある副腎からアドレナリンというホルモンが出て、体内のグリコーゲンをグルコースに変え、血糖値を高めてエネルギーつくります。皮膚からはコルチゾンというホルモンが出て、胸腺、リンパ腺、内臓組織のタンパク質を溶かし、失ったグリコーゲンを補給しようとします。

人はこのような防衛反応でストレスに対応します。

ストレスが過度に続くと副腎は疲れ切ってしまい、タンパク質がどんどん使われやせ細ります。その結果免疫力が低下し病気の原因となります。

そして病気の症状が皮膚にでると乾癬やアトピー性皮膚炎になります。ストレスの影響は知らず知らずに病気のもとを作り、生活習慣病などの治りずらい病気となり症状を発します。

私も尋常性乾癬の治療に取り組んで長くなりますが、このストレスの問題を根本解決する必要性を強く感じています。

a0159369 at 08:49乾癬とは